院長ブログ
まるで山岳トレーニング
2011.06.04
肺の中に、手術が不可能な部分にガンが出来てしまった子がいます
飼い主さんの希望により、延命治療は行わず苦しさからの回避処置を行っています
通院は1週間ごと
その時の状態により、全身麻酔下で胸水を抜いています
現在、1?2週間に1回の処置
最初の頃は、胸水がある一定の量を超えると息苦しさを訴えていたのです
しかし現在では、その量を超えてもあまり息苦しさを訴えなくなったのです
今回の胸水の量は、200cc以上
徐々に鍛えられていく肺の機能は、まるで山岳トレーニングをしているランナーのような感じです
少ない肺活量で、酸素の取り込みを効率よく行っているのでしょうね
身体の慣れとは、とても凄いモノです