院長ブログ

オッパイがいっぱい

2019.04.27

猫の授乳中の姿は、とても可愛らしいですよね。
まだ目の見えぬ子猫が、両手でオッパイを揉み揉みしながら、乳首に吸い付きチュパチュパと飲む幸せそうな顔!

しだいに眼が開き、動きが活発になってくる子猫たち。
母猫は、育っていく子猫と過ごす時の流れを肌に感じてる事でしょう!

子猫の歯が生え揃い、離乳しても母のオッパイに吸い付くこともしばしばです。
猫の乳首は、通常左右に4つずつ合わせて8個あります。
これらの乳腺は左右対称にではなく、微妙にズレた感じで並んでます。

また左右の乳首の数が違い、対になっていないこともあります。
例えば、右の乳首が4個で左の乳首が5個みたいな感じです。

一般的には乳首は8個の猫が多いのですが、12個もあった猫もいます。
とりあえず、乳首の数は多くても異常でも病気でもありません。

また乳首があるから、乳がでるとも限りません。
ときたま乳腺組織を伴わない乳首があり、そこからは「母乳」は出ません!

ヒトの話になりますが‥‥
実は‥‥
ヒトの場合『6週目頃の胎児の時に乳腺の基となる組織が8対くらい』体にできているそうなんです。
しかし9週目頃に乳腺の基となる組織が一対だけ残して消えてしまい、このときに消えずに残ってしまったものが『副乳』と呼ばれるものだそうです。

「副乳」は、左右一対の乳房の他にもある乳房のことを言います。
ヒトの場合は「多乳房症」と言いますが、猫と同様に病気ではありません。

もし9週目頃に消えちゃう乳腺の元ですが、もし消えずに残っていたら猫のようなオッパイになってるんですよね〜
生命って不思議ですよね!!

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