カタツムリ注意報
2019.10.01
彼岸花の花びらの上を、カタツムリが歩いてた。
この虫、とてもゆっくり歩くので社会が狭いと言います。
そのため、その地域独特のモノがいます。
カタツムリの殻は体の器官の一つで、中に内臓が入ってます。
そのため殻にトラブルが起きると、死んでしまうこともあります。
カタツムリの殻は、その構造上から汚れることがありません。
この殻の構造をヒントにして出来上がったのが、汚れづらい建物の外壁です。
そのようなカタツムリですが、体の中には寄生虫が住んでいます。
その中の一つに、広東住血線虫(カントンじゅうけつせんちゅう)と呼ばれる寄生虫がいます。
この寄生虫を、ナメクジなどにもいます。
そして何らかの形で、ヒトが口にして感染してしまうことがあります。
レタスなどの生野菜のサラダから‥‥
生野菜ジュースやグリーンスムージーから‥‥
知らずに食べてしまった飲んでしまった!
生の野菜等を食べるときや野菜ジュース等を作るときには、野菜をよく洗いましょう!
カタツムリやナメクジを触っていて‥‥
手を洗わずに、オヤツなどを食べてしまった!
カタツムリやナメクジを触るときには手袋を、そしてよく手を洗いましょう!
食べ物から感染する病気の予防には、まな板や包丁などの調理器具や調理台などを清潔に保つことが大切です。
広東住血線虫は、日本のどこにいるカタツムリやナメクジなどから見つかっているとの報告があります。
『カタツムリ・ナメクジ注意報』発令中ですね!
ヒトに感染した場合、激しい嘔吐、発熱、頭痛、倦怠感、全身の痛みなどが起こります。
また首が動きづらくなったり、物が二重に見えたり光がまぶしく感じたりもします。
場合によっては四肢の麻痺や失明してしまったり、死に至ることもあります。
広東住血線虫症の症状は感染したそのヒトそのヒトで異なるため診断も難しく、また確立した治療法もありません。
そのため予防することが、とても大切になります。
参考:
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)
https://wwwnc.cdc.gov/travel/yellowbook/2020/travel-related-infectious-diseases/angiostrongyliasis-neurologic