院長ブログ

子宮蓄膿症

2008.02.03

お腹がボーンと大きくなってしまった猫が来た
「食欲モリモリなんですけど?」
と飼い主さんは言うが…
背中がゴツゴツしており、背骨がよくわかるくらいに痩せている

「妊娠?」
触診でそうは思ったけど
「妊娠してるはずはありません!」
そう言い切られると「ん?」とは思うが、まぁ胎児には触れないから妊娠じゃ無さそう

体重が2?少々と小柄な子なのだが、大きなお腹は巨大級!
X線写真では、腹水が
エコー検査では、パンパンに腫れた子宮が
貧血、低蛋白症、好中球(白血球)増加、しかもFIV陽性…
腹水を調べると、ここにも好中球(白血球)やら色々と問題が
このままじゃ、食べてはいるが死がやって来るのは確実

飼い主さんとも相談し、手術する事に
皮膚は紙のように薄く血管が浮き出ている
心拍は弱く不安定、しかも麻酔を入れると呼吸停止なったので人工呼吸下での手術だ

結局、摘出したのは500gもある巨大子宮
腹膜炎を起こしていた

子宮蓄膿症

手術翌日の今日、もう腹が減ったと食べている
「何で、こんな状態なのに食べられるんだろう?」
「ん…」
生命力の強さには、計り知れないモノがある

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