院長ブログ

焦りの瞬間

2011.11.10

1日人間ドックを受けてきた
その中の検査項目に「頭のボケ度」的なものがあった
最初に、三つの名前を聞かされ、覚えるのである
「さくら、いぬ、じどうしゃ」
もちろん即、答えられたのだが…

「また後で、聞きますからね?」と
こんな簡単な三つの言葉、忘れるわけが無い!!
そう思って数分後
「先ほどの、三つの言葉を言って見て下さい?」

「さくら…ん????…じどうしゃ」
あれれ??
真ん中は何だっけ??
ド忘れ…

「あら、忘れちゃったの?」
とでも言いたげそうに見える、看護婦さんの眼に…
焦りが
呼吸と鼓動は早くなり、息と心音が耳の中に聞こえる
そして血圧が上がり、汗腺が開くのもわかる

もやもやの頭の中に思いを巡らす事…どのくらいの時間だっただろう?
でも、何でか一言
「ん?いぬ!」
厳しそうな看護婦さんの顔に笑みが…

「はぁ?」
超?脱力!
すっごく疲れた検査項目であった
しかし記憶力の低下は認めざるを得ない事件でもあった

ちなみ日本人間ドック学会の調査での結果であるが
人間ドックを受けた人の中で全ての項目で「異常なし」及び「軽度異常だが心配なし」であった人は約9.5%だそうだ
つまり10人に9人は何らかの異常を持ってるという事になる

自分では健康と思っていても、何らかのトラブルを持っているって事でもある
やはり健康診断は大切である!

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