院長ブログ

歯周病

2008.10.25

高齢になると、そのほとんどが歯周病にかかっていると言われています
これまでに歯にたまり続けた歯垢や歯石は、細菌のすみかとなって虫歯や歯肉炎、歯周炎の原因になります
また、唾液の分泌が衰えた場合は、口腔内の洗浄作用が落ちていっそう不衛生な状態になっています
口の中にトラブルがあると、食事をきちんととることができず、体力の低下を招きます

歯周病を放置すると、歯肉の血管から細菌が入り込み、脳や腎臓、心臓、肺へと運ばれて悪影響を及ぼすこともあります
歯磨きが予防になります。定期健診を受け、歯や歯肉の状態がよくない場合は、麻酔をかけて歯石を除去することも考えてみてください

歯は象牙質と血管と神経の通り道の歯髄とで形成されて、周囲をエナメル質やセメント質で覆われています
歯周炎は歯と歯肉の境目から進行し、深い溝をつくって歯肉が縮小
悪化すると歯槽骨が溶け出します

●歯肉炎
歯周病の初期症状
歯石や歯垢の細菌が歯と歯肉の間に入り込んで、歯肉に炎症を起こします歯周の腫れたところから出血しやすくなります
もともとピンク色をしている歯ぐきが、少しでも変色したら歯周炎のサインです

●歯周炎
歯肉炎が進行した状態
膿がでてきて口臭がひどくなり、歯と歯肉の間の溝が深くなります
歯を支える歯槽骨が溶け始めると歯がぐらつくように
血管に細菌が入り込むと、全身に運ばれ内臓にまで影響が出てきます

◆こんなサインがあったら注意!
 口から腐敗臭がする
 歯がグラグラする、抜ける
 食事に時間がかかる
 固いものを食べなくなる
 歯ぐきがやせて、歯が長く見える

過去の記事をさがす