院長ブログ
肉球が赤い
2019.07.24
ワンちゃん猫ちゃんは、素足で歩きます。
特にワンちゃんは散歩で外にも出ますので、足先はトラブルが起こりやすい場所です。
小砂利があれば痛い、日差しが強ければ熱い、冬になれば冷たい!
皆さんもワンちゃんと一緒に、散歩の時に裸足で歩いてみればわかります!
またワンちゃんの足先、いわゆる肉球には汗腺があります。
この汗腺は『エクリン腺』と言われ、ヒトの場合は全身のほとんどに分布しているものと同じです。
この汗により、肉球の間が蒸れてしまうこともあります。
このように、足裏には様々な自然の刺激が加わっています。
またそれ以外にも、
トリミング・美容時によるシャンプーや足の裏の毛刈りにより刺激などもあります。
指間炎を起こすと、炎症部分が赤くなったり、腫れや痒みを起こします。
悪化すると、化膿してしまうこともあります。
ワンちゃんは患部を気にして、舐めたり噛んだりします。
そして細かな傷や唾液が付いてしまい、さらに痒みを起こします。
また唾液でジメジメし、細菌が繁殖してしまいます。
それが気になって、また舐めて噛む。
この繰り返しによって、次第に悪化していきます。
指間炎は治るのが大変と言われるのは、この患部を舐める噛むことをやめさせられないことが多いからです。
そのため指間炎を起こす前に気付き、対処することが大切です。
ワンちゃんの足の裏を、健康に保ってあげましょう!