院長ブログ

腹壁瘢痕ヘルニア

2021.08.20

数年前に事故に遭い、体の中のモノが飛び出しちゃった!
ん〜何が飛び出したのかは不明です。
そして手術を受け、普通に暮らしてたとのこと・・

そしたら、今になって手術の傷あとの部分が大きく膨らんでしまったとのことなんです。
なるほど、お腹の部分が腫れてます。

お腹の手術の合併症のひとつに『腹壁瘢痕ヘルニア』があります。
ヒトでは手術後10年間で約1割ほど起こる、とも言われています。

お腹の手術では、腹膜や筋肉、皮膚の下の組織や皮膚を縫います。
しかしその縫い合わせた部分が何らかの影響から、隙間が出来てしまうことがあります。
そしてその隙間からお腹の中の脂肪や腸が出たり入ったしてしまう、これが『腹壁瘢痕ヘルニア』です。

もちろん、皮膚はしっかりくっついています。
そのため『腹壁瘢痕ヘルニア』の状態は外からはわかりません。

原因の多くは、手術の傷跡が傷がない部分と比べると弱くなっていることからです。
また手術部位が化膿したり、栄養状態が悪いことも原因になることがあります。

『腹壁瘢痕ヘルニア』は自然に治らず、手術しかありません。
ここでは『メッシュ』を使った手術をしています。

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