院長ブログ

オーキシン

2020.11.25

木や花って、
光の方に茎や枝が伸び、重力や水分のある方向に根が伸びます。

それって『オーキシン=auxin』と言う、茎の先端で作られる植物の成長を促すホルモンによるそうです。
オーキシンは、ギリシャ語で成長を意味する「auxo」からです。

オーキシンの働きは茎や根の成長を促したり、果実を大きくしたり果実や葉が落ちるのを阻害したりします。
このオーキシンの特徴は、茎の先端から根の方向へと光を避けるように一方方向に移動していくことです。

そのため茎に光が当たると、光に当たっていない側のオーキシンの濃度が高くなります。
その結果、光に当たっていない側の成長が早くなり茎が光の方向へ曲がってしまうのです。
根が下へと伸びていくのも、植物のツルがモノに巻きつくのもオーキシンの働きなんです。

当院の庭には、多数の木や花が植わってます。
しかも、みなが元気の育っています!

オーキシンの事は知らなくても、木は上に伸びていく。
それは誰もが知っていますよね・・・

でも、ドッグランに植えてあるモミジだけは・・・
なぜか上には伸びずに、横へ横へと伸びていくんです。
ま〜桜の仲間には、下に垂れ下がっていく変わりモノもありますけどね。

しかしこのモミジ、10年以上経っても上に伸びるのが超超遅い!
しかし横には、きっちり伸びるんです。
なんか植物の中にも、わからん事が多々ありますよね〜

過去の記事をさがす