院長ブログ

猫の集会

2019.09.22

暑い夏の日差しも和らぎ、過ごしやすくなった夕方に開かれるのが「猫の集会」です。
誰が名前を付けたのか「猫の集会」は駐車場や公園、神社など開けた静かな場所で開かれ、お互いに一定の距離を保ち黙って座っています。

涼しさを求めた猫たちが、風通しの良い場所に自然と集まったのかこの猫の集会は国際的なものらしく海外でも見られるとか‥‥
しかし海外では「猫の集会」とは言わないそうです。



猫たちが集まっているのを見ると、ちょっと疑問が。
「ただ静かに座っているだけのように見えるけど、集まってる訳は何だろう?」
「話し合いなら、何を話し合ってるんだろう?」

もともと猫は非社会的な動物で、協力し合うのは血縁関係にある猫だけだったんです。
しかも猫は縄張りを持ち、その縄張りには非常に敏感でよそ者を排除しようとします。

しかし近年では「共通の利益があれば、血縁関係がない猫でも協力し合う」ということがわかったそうなんです。
しかも都市部に住む猫だけが、集会を開くそうなんです‥‥

これらの事から「猫の集会」は、同じ地域に住む猫が顔合わせを目的としているのではという考えです。
定期的に顔見せを行う事で、同じ地域に住むメンバーを確認しているのです。
いわゆる、町内会の集会みたいな感じでしょうか。

この集会には地域に住む猫なら性別も年齢も関係なく、また飼い主のいない猫だけでなく飼い猫も参加してます。
ただ飼い猫は、外に出る機会が少なくなったため参加することも少なくなったでしょうね。

猫の集会ですから、その参加資格は当然「猫」であることなんでしょうね・
本当の目的は何なのか、猫に紛れて参加したいものです。

暗くなり時間も過ぎてくると集会は自然と終わり、それぞれの場所に帰って行きます。

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