院長ブログ

新型感染症治療薬

2020.04.29

我々が治療や予防に使っている薬に「イベルメクチン」と言うものがあります。
この薬はノーベル生理学・医学賞を受賞した、北里大学の大村智特別栄誉教授が開発したものです。

開発のきっかけは、静岡県伊東市川奈の土の中に住む菌に特別な能力がある物質を発見したことによります。
この物質はマウスに寄生した虫を殺す作用があることから、最初は家畜の寄生虫感染症に使う薬として使用されていました。

この「イベルメクチン」は、決して新しい薬ではありません。
もうズーッと前からあります。
動物の世界でも有名な薬ですが、その安全性からヒトの世界でも多く使われるようにもなった薬です。

この薬が、なんと新型のウイルスに感染症の治療に効果があるというのです。
死亡率を下げる効果があるとする報告されているのです。
しかも死亡率を、約6分の1にまで抑えられたというのであるから驚きです。

有名になった『アビガン』も日本の薬です。
また「イベルメクチン」もです。

イベルメクチンは、ヒトでは熱帯・亜熱帯地域の国々などで寄生虫感染症の撲滅に絶大な効果を上げ、多くの人を救ってきたと言われています。
この薬はヒト免疫不全ウイルスやインフルエンザウイルス、狂犬病ウイルスなどのウイルスの増殖も防ぐことがわかっています。

この薬が新型ウイルスに効果があることが実証され、治療薬となることを期待したい。
何せ30年以上もヒトでも使われている、薬ですし!

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