院長ブログ

外食の危険性

2020.04.06

マンソン裂頭条虫は、ワンちゃん猫ちゃん、キツネや狸などを終宿主とする寄生虫です。
ヒトにも寄生する人獣共通感染症の一つですが、ヒトは火を通さずに蛇や蛙を食べて感染します。

ま〜ヒトが蛇を生で食べるなんて、と思うでしょうね。
実際に私も、そんなことあるのかな〜って思ったのです。

しかし・・
シマヘビの刺身を食べ数日後に全身倦怠感、14日に腹部膨満感、16日に投薬後成虫体が出てきた!
そんな症例が多数あるんです。

だいたいのヒトが、ヘビを食べた数日後に熱が出たり倦怠感に陥ってます。
ヘビの刺身って、どんなものなんでしょう??

マンソン裂頭条虫は、きし麺のように平べったく結構長い虫です。
当院での記録には、2メートルを超えてる虫もいます。
これは標本にして、保管中!

マンソン裂頭条虫は『検便』をして検査し、寄生を見つけ出します。
感染すると、下痢や嘔吐を起こします。

動物たちも、カエルや蛇などを食べて感染します。
そのため湿度の高い、田園地帯では感染の危険性が高くなります。

マンソン裂頭条虫はとっても丈夫な虫で、駆虫するには通常の条虫を殺す薬を何倍も使う必要があります。

幼虫は5〜30cmで、やっぱり平べったい紐状です。
しかも体内における幼虫の生存期間が20年もあった、そんな報告もあります。
とにかく丈夫な寄生虫なんです!!

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