院長ブログ

ハゲ遺伝子

2020.06.09

20歳以上の男性の3人に1人が『AGA』だと言われています。
病院に行くまででは無いと思っている方や、認めたくない方も多いでしょう。
でも『AGA』は進行しますので、早めの治療が大事です。

皮膚科の、こんな広告が出ていました。
でもAGAって何だ?
きっと一般的なんでしょうね。
検索してみると、いっぱい出てきます。

『AGA』はAndrogenetic Alopecia の略
Androgeneticは男性型、Alopeciは脱毛症
脱毛症のヒトは「ヒゲ」が濃くなるのが特徴
20歳代後半から30歳代にかけて始まり、40 歳代以後に完成
「ハゲ遺伝子」もあり、祖先に・・・

なりほど、内容的には一般的かもですね。
私も、毛が細くなりましたし…
これも症状のひとつなんでしょうかねぇ。
私は気にはしてはいませんけど、気になる方は気になる症状ですもんね。

Alopeciは脱毛症のことでしたが、動物の世界にも『アロペシアX』なる皮膚炎が存在します。
『アロペシアX』はポメラニアンに多くみられるため、通称ポメハゲとも呼ばれます。

症状がクッシング症候群に似ているため「偽クッシング症」や「成長ホルモン反応性脱毛」、「去勢反応性皮膚疾患」などさまざまな名前で言われます。
ただ原因がよくわからないので、最近は「脱毛症X = アロペシアX』と呼ばれるようになりました。

症状は、頭と足先以外の部分に痒みのない脱毛です。
脱毛は一気ではなく、徐々に起こります。
脱毛以外には何ら症状が無いため、治療を行わない場合もあります。

ただ毛が薄いと、何かと気にはなりますよね!
犬種も、ポメラニアン以外に数種類が知られています。
でも全犬種で見られるわけじゃ無いので、やはり遺伝的要素があるんですね!

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