院長ブログ

血が多い「多血症」とはなんだぁ?

2022.11.19

んん〜何でだよ!
イライラ!
怒りっぽいね
血の気が多いんじゃないの?
怒ってねええし、
そんな事は無いワイ!
何を言ってんねん!
血の気が多いからキレやすいんじゃん?

こんな会話、ヒトの世界じゃどこかで聞くことありますよね。

私なんか「キレやすいネ!」
なんて言われると反発したくなります。
と言うか、反発してしまいます!

せんせい
ゴチャゴチャしたこと言われると
キレちゃうよねぇ〜
そんなことォ、あるかい!
Dr.Nyan
Dr.Nyan
ちなみ・・・
「血の気が多いとキレやすい」って
医学的にチョイ当たってるらしい・・・」
って聞いたんだけど?

その真意は、わかりません。
気になる方は調べてみて下さい!

輸血パックの様子

ややややや!
今日は「血の気の多い」じゃなく
赤血球が異常に増えてしまう「多血」の話です。

ちなみ「多血」と逆なのが、赤血球が少なってしまう「貧血」です。
「貧血」は有名、知らないヒトはいないですよね?
でも「多血」って馴染みが薄いと言うか、知らない言葉ですよね??

血管の中に赤血球が増えてしまうと、血液がドロドロとなり流れも悪くなります。

Dr.Nyan
Dr.Nyan
なんで多血の話かと言うと
最近、健康診断で
多血気味の子が多くなって来た
そんな気がするんです!
それで・・・

多血になる原因は多々あります。
肥満や高血圧、低酸素状態、ホルモン疾患、よくある脱水もそうです。

多血になると・・・
全身に十分な酸素や栄養を送ることが出来なくなります。

この多血となり起こるのが「多血症」です。
多血症の子は、見た目には健康そうなんです。

しかし・・・
時に大きな合併症を引き起こすことがあります。
小さな症状としたら「めまい」
大きな症状としたら「血栓症」

血栓は怖いですよね!
体の細い血管に詰まってしまえば、えらいこっちゃです!
また粘膜からの出血や皮膚のトラブルの原因ともなります。

多血って血が濃いだけ、それだけの事なんですけどね
・・・
実際には、怖いこともあります。
血が濃いから脱水でしょうなんて、思わないでくださいね!

多血の多くは、健康診断の際に見つけ出されることがほとんどです!
見つけたら対処!!
やっぱり健診は大切です。

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