院長ブログ

僕 A型

2020.07.14

血液型がB型Rh(―)の千葉県佐倉市の『若山動物病院』院長・若山正之です。
Rh(―)とは、赤血球にアカゲザルと同じ血液型が無いという事なんです。

日本人はRh(+)の方は少ないですが、ヨーロッパのヒトには結構見られるとか‥…
このように血液型は、地域や民族によって違いがあります。
ちなみB型が多い地域は、北部インドからモンゴルだそうです。

このようにヒトに血液型がありますが、猫ちゃんにも血液型があります。
ヒトの血液型の分類方法は「ABO式」ですが、猫ちゃんは『AB式』でA型、B型、AB型の3種類です。


献血は健康で体もガッシリしており、性格が大人しい子で行ってます!

日本に住む猫ちゃんはA型が多く、B型はチョット、AB型は非常に少ないんだそうです。
輸血する場合には、当然A型の子にB型の血液を使うことはできません。
もちろん、その逆もできません!

輸血の際は、お互いの血を調べ適合するかの検査を行います。

ヒトでは血液センターがあり、献血を行い血液が保存されています。
しかし動物の世界では、公の血液バンクはありません。
そのため健康な若いワンちゃん猫ちゃんを院内で飼い、輸血が必要になった時に採血しています。

当院では供血犬・猫を飼ってはいますが、血液が足りなくなることもあります。
また協力してくださる飼い主さんから、輸血用血液=献血していただくこともあります。

過去の記事をさがす