院長ブログ

健康診断で『治未病』

2019.03.16

春の健康診断(健診)は秋の健診とは違い、オプションで胃カメラ、大腸カメラなど様々な検査が選択できます。
実際に体の中に問題があっても、何の症状も見られず元気に生活していることがほとんどです。
健診の目的は、隠れた病気を早く見つけることです。

『先生!!太〜く長く明るく、楽しく元気に暮らすためには健康を勝ち取ろうでしょう?』
と、玄関を入ってくるなり健康診断の申し込みをする飼い主さんもいます。

そうなんですよね、何かあってからじゃ遅いんです!
皆さん、そう思って0歳からでも健康に気を配っています。
今日も20件近くの採血を行い、血圧や心電図検査などの予約の検査も入りました。
中には、生後半年の子犬も混じってます。

ヒトの場合では、健康診断は子供の時から行なっています!
例えば……
・3から6か月の間で1回
・9から11か月の間で1回
・1歳6か月から、2歳になる前に1回
・2歳・2歳6か月・3歳を対象に、歯科健診
・3歳6か月~4歳になる前に1回

このように小児でも、毎年のように健康診断が行われています。
それを考えれば、動物病院の健康診断は薄い気がしませんか?

若い時は若い時なりの健康診断を、老齢になったら老齢健診を受けましょう。
日々の生活では特に異常が無いように見えていても、検査をしてみると異常が見られることがよくあります。
この状態を『未病』と言い、この時からの治療で発症しないようにしていく事が重要となります。

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