院長ブログ

痒いの痒いの飛んでけぇ〜

2019.10.15

「痒いのが止まらないんです!」
「このところ、体臭がキツくて!」
「皮膚がフケフケで、粉吹いたみたいんです!」
「毛が・・・」
などなど、このところワンちゃんの「皮膚病」での来院が多くなってます。

皮膚病って「痒み」をともなうことが多く、しかも治りの良し悪しが一目瞭然の病気です。
しかもワンちゃんの場合、皮膚炎を起こした部分を舐めたり噛んだろして悪化させてしまうこともお多くあります。
痒いのはワンちゃんにストレスを、治らないのは飼い主さんにストレスとなります。

来院するワンちゃんの多くは、皮膚が乾燥気味なんです。
ワンちゃんの皮膚は薄いため、その皮膚を守るために毛が生えています。
毛があるため寒さには強いのですが、暑さや湿気、乾燥には弱いと言われています。
ヒトよりも表皮がデリケートあるため、皮膚病も多い気がします。

皮膚病の原因は、一つとは限りません。
また一つの症状に対して、複数の原因が絡み合っていることもあります。
そのため、原因を突き止めるのが難しいこともしばしばです。

当院では、皮膚病の原因を『皮膚への寄生虫、細菌などの感染、食事などのアレルギー、その他』と大きく四つに分け診療を行ってます。

皮膚の寄生虫は、毛包虫症、疥癬症、ノミ、ダニなどがあります。
感染は細菌、糸状菌、マラセチアなどです。
アレルギーは、接触性、食物、アトピーなどがあります。
その他は、体質的なものや心因性などあります。

皮膚病も原因は様々ですが、できれば予防もしていく必要があります。

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