院長ブログ

水が大切

2019.10.18

猫ちゃんは泌尿器疾患が多いと言われます。
有名なのが慢性の腎臓病、そして膀胱炎です。
膀胱炎は寒さに向かうこれからの時期に多く見られます。

ほとんどの場合で排尿の異常に気付いて受診されます。
「トイレの回数が増えた」
「トイレに何度も行く」
「トイレの中で鳴く」
「オシッコが赤い」

このように膀胱炎は膀胱に炎症が起こり、血尿や頻尿、排尿時の痛みなどの症状が見られます。

膀胱炎の原因は細菌による「細菌性膀胱炎」と、明らかな原因が見られない「特発性膀胱炎」とがあります。
ヒトやワンちゃんでは「細菌性膀胱炎」が、猫ちゃんでは「特発性膀胱炎」が多いと言われます。

「特発性」というのは原因が特定できない、あるいは不明という意味です。
つまり特に原因が無いのに、膀胱炎の症状が見られることをいいます。
そのため色々な検査をしても感染や尿石など、それらしい原因が見つかりません。
しかしストレスを感じやすい性格の猫で発症が多いため、ストレスが「特発性膀胱炎」の原因とも言われ、再発しやすい傾向にあります。

猫ちゃんの膀胱や尿道に起こる病気を『猫下部尿路疾患』と言い、原因には膀胱炎以外にも結石や膀胱腫瘍などもあります。

尿石症は結石ができてしまう病気ですが、小さな砂状のものから大きな石まで様々な結石があります。
万が一結石によりオシッコが出なくなってしまうと、オシッコが腎臓に逆流し腎不全を引き起こしてしまいます。

特発性膀胱炎は特定の原因がありませんの、対症療法がメインとなります。
まず原因となるストレスが何であるかを、探さなくてはなりません。
トイレ環境、他の動物、食事、生活環境など色々考えられます。

心穏やかな時間が過ごせるような、身を隠すことができる場所をつくってあげる必要があります。
それと同時に、周囲を気にせずゆっくりとできるトイレも必要です!
トイレは大きさや場所も大切ですが、常にキレイにしておくことが重要です。
また水をいっぱい飲めるようにしておくことは、膀胱炎・尿石防止にも絶対に必要ですので色々な工夫をすることが必要です!

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