院長ブログ

健康診断

2019.10.19

日々の健康チェックは、猫ちゃんも健康な生活をおくるためには重要なことです。
そして健康な生活には、健康診断が大切です。

猫ちゃんの健康診断は1年1回、またある年齢になると1年に2回とは言いますが。。
猫ちゃんは、1年に4歳も歳をとっていきます。

ヒトで年に1回の健康診断をするのと同じように考えると、猫ちゃんは年に4回もの健康診断となります。
ヒトで年に2回の健康診断となると、猫ちゃんは年に8回もの健康診断を行うのと同じ感じになります。
いや〜大変ですね。

実際に、月に1回の腎臓病チェックを猫ちゃんに行なっている飼い主さんもいます。
また歯科検診のため年に幾度も来院し、その中の幾度かを全身の健康診断もしている猫ちゃんもいます。

「病気は向こうから勝手にやってくる、健康は自分たちで守らなければならない!」
皆さんが、そう言います。

なぜ健康診断が必要かと言うと、猫ちゃんは痛みや不調を隠そうとする動物だからなのです。
しかも限界ギリギリまで、その不調を我慢し隠し通します。
そのため、少しでも早く病気を発見してあげることが長生きの秘訣になります。
このように、病気の早期発見と未病の状態を維持することが健康診断の目的になります。

健康診断では血液などの検査から、健康状態のチェックを行います。
血液検査だけでは、隠れている病気の半分くらいしか発見できないと言われているため、その他の検査を組み合わせる必要があります。
そのため健康診断は、その検査内容が大切になります。

また健康な時の検査データも、とっても大切なのです。
それは検査した結果が健康な時とどう違うかが、病気の診断に役立つことが多いからです。

例えば赤血球の検査で、ヘマトクリット値というものがあります。
これは貧血などを診るときの指標になりますが、この数値は健康な子でも約30~約50%と基準値には幅があります。

*「基準値」とは、健康な子たちの検査データを統計学的に算出した数値のことです。

では健康な時の検査値が毎回50%だった猫ちゃんが、今回の検査で30%だったとしたらどうでしょうか?
どちらも基準値の範囲に入ってますので、健康でしょうか??
いやいや、それは違いますよね!

基準値の範囲であったとしても、50%から30%に減ってしまったわけです。
これは体の中に何かが起こってしまっていると考えます。
つまり「貧血が起こっているぞ!」ということになるのです。

実際に不調な時にしか検査しなかったら、結果は30%で健康な範囲ということで見逃してしまうことにもなりかねません!
このようなことが起こらないためにも、健康なときから健康診断を受けておくことが大切になります。

血液検査で参考とする基準値は、我が子のための数値では無い場合があるということを知っておくことも大切です!
そのため定期的な健康診断を行い、健康な時のデータを把握しておくことが必要となります。
そして、健康診断のたびに過去のデーターと比較してみることが大切なのです。

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