院長ブログ

お腹が痛い

2019.05.23

腸が弱い、そんなワンちゃん猫ちゃんも多いと思います。
急にお腹がゴロゴロとなり、下痢ッピーに!
気温差でか、下痢ッピーに!
フードを変えたら、下痢ッピー

昔からヒトの『下痢止め』は、市販薬としてどこの薬局にでも多数置いてあります。
また各家庭にも常備薬として置いてある、薬の一つです。
またワンちゃん猫ちゃんの場合も、ホームセンターやペットショップで売っている下痢止めを買って飲ませることができます。
下痢止めは、結構身近な薬ですよね!

しかし下痢止めを飲ませると、下痢は良くはなる‥‥
良くなる気配があるけど、はっきり治らない!
そのようなことが多々あります。
下痢の原因と薬の使い方を知っていれば、このようなことは少なくなります!

最近「下痢を薬で止めてはいけない」という情報を、マスコミやインターネットで取り上げられているのを見る機会があります。
なるほど、そのような場合もあるでしょう。
でも下痢止めも必要な場合もあります。

風邪をひいたら、熱が出ますよね。
それと同じように、下痢は症状の一つです。
下痢は止めてはいけない場合もありますが、下痢が長引くと脱水症状になり体力が落ちてしまうこともあります。
また下痢は、生活の質を落としてしまいます。
だからと言って、下痢=下痢止めではありません。
安易に下痢を止めることにより症状が長引くばかりか、悪化させてしまうこともあります。

下痢!
されど下痢!
下痢止めを使って良い場合と、下痢を止めを使ってはいけない場合があります。

■『下痢止め』を使ってはいけない下痢
下痢の原因がウィルスや細菌の感染の場合、いわゆる『感染性の下痢』です。
原因は、ウィルスや菌を便と一緒に体の外に出そうとしているのです。
しかしそれを止めてしまうと、病原体を体の中に閉じ込めてしまうことになります。

■『下痢止め』を使っても良い下痢
『非感染性の下痢』
冷え、フードの変更、ストレス、いわゆる感染してない場合の下痢です。

これから時期は雨が降ると寒く晴れるとお暖かく、寒暖の差のにより下痢が多くなります!
チョットの気遣いで防げますよ〜お腹が痛い

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