院長ブログ

冷蔵庫

2021.03.07

院内には様々な機材が働いています。
一番多いのがパソコンですが、次に多いのが・・・冷蔵庫の仲間です。
この温度管理された機材が、我々の仕事を手伝ってくれています。

その筆頭は、薬やワクチンの保管を行う『4℃・医薬品冷蔵庫』
また血清や検査試薬などを保管する『マイナス20℃・冷凍庫』
などなど役割の違う8台の仲間が働いています。

この中で、医療施設でしか見ないのが「医薬品冷蔵庫」です。
冷やすんだから、家電屋さんの冷蔵庫でも良いとも思いますが・・・
これが違います。

見た目には、庫内の状態や在庫がわかりやすように前面がガラス製になっています。
もちろんガラス製では無いものあります。

その性能の大きな違いは、温度管理にあります。
医薬品冷蔵庫は薬やワクチンの保管を行いますので、温度の上下があっては困ります。

そのため庫内の温度は厳密に一定に保つため、信頼性の高い機能を持っています。
温度の安定性は、家庭用とは比べ物になりません。

また警報装置があり、庫内温度が設定温度からズレるとアラームが鳴ります。
停電や冷蔵庫の扉が開いたままなど、庫内の温度変化に異常があると知らせてくれます。
ちなみ家庭用の冷蔵庫は、扉を開けっ放しにした時のみアラームが鳴りますよね。

そして扉には、鍵が付いています。
薬には、劇物や麻薬指定などのものもあります。
これらのモノを保管しておく場所には、施錠が義務つけられています。
ちなみ当院の医薬品冷蔵庫には、金庫が設置されています。

安心・安全な獣医療を提供するためにも、適切な機材を使用たい・・・
そう思い、日々の診療を行っています!

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