院長ブログ

緩和ケア

2020.01.21

「緩和ケア」について、テレビなどで取り上げられることも多くなってきました。
そして緩和ケアと言うと「末期ガンの方が辛くなく過ごす」ことを思い浮かべることも多いかと思います。
高齢の子も増え、ガンも多くなってきたため緩和ケアを積極的に行う病院も増えてきました。

緩和ケアではガンだけでなく治ることが難しい病気では、末期になる前から行うこともあります。
このように「緩和ケア」はガンのみならず、進行性の病気による痛みや苦しみを和らげる『苦痛の緩和』を目的としています。

どんなに頑張っても、治らない病気は辛いものです。
そのような時に「苦しさを癒してあげる=苦痛の緩和」を行うのが緩和ケアです。

「病気」に対応することも大切でしょうけど、「辛さ」に対しての対応はもっと大切だと思うのです。
そのため「QOL=生活の質」の改善と維持は、てとも重要なのです。

「緩和ケア」は元気な時期から行った方が、QOLが高いままを維持できると言われています。
そのため緩和ケアは、早期から行うことが大切です。

まだ重症じゃ無いから。
まだ普通の生活が出来るから。
そう思っても治らない病気なら、早期に緩和ケアを受けていくことが大切です。
また緩和ケアは、病院だけでなく自宅でもできることも必要だと思います。

そして緩和ケアには様々な方法がありますので、ご相談くださいね!

過去の記事をさがす