院長ブログ

研修会

2019.06.24

病気は嫌でも与えられるモノ、健康は頑張って勝ち取るモノ
そう思って日々『未病・予防』で、診療を行っている。
今日、私どもの『未病・予防』の姿勢に賛同くださる方たちの紹介で、某会社の研修会を当院で開くことになった。

幹部の方からスタッフの方々まで、総勢30数名の方たちが来院された。
この会社は、動物病院も経営してる。
しかも、ここと同じように『未病・予防』で頑張っている。

一般的には、動物病院には病気の時にしか来ない場合が多い。
『未病・予防』の健康意識を高めるには、診療時に工夫が必要である。
だが飼い主さんが『未病・予防』が大切だと知るのは、実際に病気になって予防が大切であると身に沁みてからのことである。

しかし、多くの方に知って欲しい!
「健康と病気の間」いわゆる『未病』を知り、病気の発症や病気の悪化を防ぐ『予防」をしっかり行うことが、どれだけ大切であるかを!

『健康―未病―病気』これらの間には境はありません。
『未病』とは、健康から病気をひとつのつながりと捉えた「病気に向かう状態」です。
そのため、限りなく健康に近い未病状態もあれば病気に近い未病もあります。
しかし未病としては状態は同じですので、発症に至らないように予防をすることが必要です!

健康診断は病気を発見するものとせず、未病を発見するものとして考えています。
そのために健康診断の内容を濃くし、体内の些細な変化を見逃さないようにしています。

私の経験から得た『未病・予防』への思いを、短い時間で伝えるのは難しいことです。
しかし話の中から「私の思い」が少しでも伝わり、
多くの子達の健康寿命が伸びることができたなら嬉しいと思いつつ
研修会を終え帰られる皆さんを見送りました。

 

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