院長ブログ

治らない口内炎

2021.12.20

口内炎が治らない・・
しかも痛いのか食べない。

注射を打つと食べるようになる。
そんな猫が来院したのだが・・・

このところ、そのような猫の来院が多くなっている。
『猫の口痛』は、とっても可哀想である。

何故って・・
お腹が減って食べたくても、食べられないからである。

診ると、なるほど歯周が赤く腫れて痛々しいぞ!
ん??
あらら、吸収病巣もある。

口内炎は、歯周病菌でも引き起こされてしまいます。
そこで、いつものように歯周チェック!

カビも無いし、歯周病リスク検査も2
思った以上に綺麗である。

食べない原因は「吸収病巣』と飼い主さんに説明するが・・・
でも気になることがある。
そこで体内のチェックも行うことになった。

FIV検査の様子

左の青い点はFIV陽性、そんな結果がでちゃいました

あらららら
外に出ない室内飼いながら猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症持ち

症状から、エイズ関連症候群期??
腎炎も併発

まだ若い猫である!
見た目は口の中の病気と思いきや・・
実は基礎疾患からの症状も併せを持っている。

思い込みには気をつけないと、いかん!
さてさて治療方針を、飼い主さんと一緒に考えることになりました!

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