院長ブログ

ビタミンC

2020.06.29

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の院長・若山正之です。
今日は、歯周病治療でも使う『ビタミンC』の話です。

ちなみビタミンCって、カラダにとり何で必要だっけ?
ん〜なんだったけかなぁ〜
ビタミンCは、、、水に溶ける水溶性ビタミンの一つ。。

記憶媒体である脳のレスポンスが遅い!
そう思いつつ、データーを探すのですが。。。

ビタミンCは、、、
コラーゲンを作り、毛細血管・歯・軟骨などの健康を保つ
日焼けを防ぎ皮膚のメラニン色素の生成を抑える、美白効果
鉄の吸収や酵素の働きを助けたり、ストレスを抑える
風邪など、病気に対する免疫力を強める。。

そんなビタミンCは、
英国の海軍医師により壊血病って病気がきっかけで見つかりました。

昔〜長距離を航海する船に乗った多くの船員が、カラダの様々な場所に出血が起こる病気で亡くなったのです。
この病気が壊血病です。

そしてこの病気の予防には、柑橘類が良いとなりました。
そのため航行する船は、寄港し柑橘類を調達するようになったのです。

ちなみアニメ「ワンピース」で出てくる船である「ゴーイングメリー号」にはミカンの木が植えられています。
知ってましたか?

ビタミンCは、コラーゲンを作るために必要な栄養素です。
そのため不足するとコラーゲンが作られず、血管がもろくなります。
これが壊血病としての症状である、出血を起こしたのです。

壊血病の症状としては、貧血や筋肉減少、心臓や呼吸障害などもあります。

壊血病なんて過去の病気のように思えますが、それがそうじゃありません。
この食に豊富な現代でも、見られる事があるそうなんです!

栄養欠乏症は、短期間で起こるものではありません。
つまり長い期間の栄養の摂り方に、問題があったって事なんです。
ビタミンCは、その性質上毎日摂る必要があります。

ちなみ健康なワンチャン猫ちゃんでは必須ビタミンではありません。
その理由は、体内で合成できるからなのです。

このようなビタミンCですが、歯周病の治療で使う事があります!

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