院長ブログ
自己血清点眼療法
2012.06.15
椎間板疾患で後肢が麻痺してた子が、投薬で歩けるようになってきた。 
 それは良いのだが、動きすぎて眼を強打! 
 角膜の傷が大きくひどく危険な状態になってます! 
傷を治すには、栄養が必要です。 
 しかし角膜には血管がありませんので、傷を治すには眼の中の房水からと涙から栄養を補給するしかありません。 
 でも、それらからの栄養の補給には限界があります。 
 そこで自己の血清成分から点眼薬を作り、角膜の傷の治療に使用します。 

採血して遠心分離器で血清分離を行い、点眼薬を作ります。 
 必ず冷蔵庫に保存。 
 1日6回点眼! 
 管理も点眼数も大変ですが、自分の血液から作る安心な点眼薬だし、眼にも優しく効果もバッチリですよ!