院長ブログ
のぞき見
2020.12.06
色々あって10回以上も大腸カメラ=下部消化管内視鏡検査を受けている・・
千葉県佐倉市の『若山動物病院』院長・若山正之です。
そのためか看護師さんに
「お尻出すの〜上手になりましたねェ!」
なんて言われるまでになりました。
皆様の中にも、大腸カメラを受けられた方もいらっしゃるかと思います。
この検査は、お尻の穴=肛門からカメラを入れて腸の中の状態を診るものです。
大腸カメラを行うのは、以下のような場合です。
1.下痢や血便などの症状がある
2.治療が必要な病変の早期発見のため
3.治療中の病気に変化がないかを経過を観察するため
大腸カメラのメリットには、以下のようなことがあげられます。
・リアルタイムに粘膜の状態などを直接観察できる
・病変があった場合には、その組織を必要に応じて一部採取することができる
・ポリープの場合には切除することができる
ワンちゃん猫ちゃんの大腸カメラも、ヒトと同じようにおこないます。
もちろん腸の中をきれいしてから検査を行いますし、左側の横向き(左側臥位)で行うのも同じです。
腸の奥まで入れたカメラを引き抜きながら、詳しく観察をしていきます。
ワンちゃん猫ちゃんでは、ヒトの検査とは絶対的に違うことがあります。
それはワンちゃん猫ちゃんは検査に同意を得られませんので、全身麻酔を必要とする点です。
「全身麻酔は怖い!」
そう思われるかもですが、処置前には麻酔前の検査を行います。
そして安全・安心に検査を行なっていますので、ご安心ください!