フケフケ
2021.03.24
今日は「フケ」の話です!
 フケと言っても『老け』のことじゃぁ〜ありません!
 ここで言う『フケ』は、古くなった皮膚の角質が新陳代謝により剥がれたモノです。
 ヒトではフケは頭に出ますが、犬猫では背中などアチコチに出ます。
実はフケには「乾性フケ」と「脂性フケ」の2種類があります
 「乾性フケ」は皮膚が乾燥していてカサカサで、薄くて細かくて皮膚から浮いている傾向にあります。
 「脂性フケ」は常在菌であるマラセチアが増えることにより皮膚がベタついており、大きな固まりで毛の根元についている傾向にあります。
 今回は「乾性フケ」について説明します。

これはハーブ系のシャンプー剤です。
「乾性フケ」の原因の一つに、シャンプーによるトラブルがあります。
 シャンプーは皮膚の汚れを取るもので、皮脂を洗い流すものではありません。
使用目的により色々な種類のシャンプー剤があります。
 とにかくシャンプー選びは大切でよ!
洗浄力が強いのはアウト!
 お湯の温度が高いのもアウト!
 どちらも皮膚を乾燥させてしまいます。
皮膚を擦る洗い方もアウト!
 犬猫の皮膚はヒトの皮膚に比べて、思った以上にデリケートなんですよ!

痒みがある皮膚炎です。
女性が顔を洗う時、熱いお湯でゴシゴシはしませんよね?
 それと同じです!
 それは皮脂が足りなくなると、お肌にトラブルが出てしまうことからです。
冬になり空気が乾燥してくると、皮膚も乾燥します。
 また暖房による乾燥も、皮膚の乾燥を促します。
 コタツの中に入っていたり、暖房機の前も陣取っていることありませんか?
 この冬も、暖房器具による乾燥は多かったですよ!
皮膚の乾燥は、皮膚のバリア機能を落としてしまいます。
 そのため、皮膚の何らかの刺激があると痒みを感じてしまいます。
 痒いと掻いてしまったり舐めてしまうと、さらに痒みが増してしまいます。
皮膚の乾燥を防ぐには、当然ですが保湿です。
 そのため保湿力のあるシャンプー剤を使用します。
 またシャンプー後に保湿をすることもあります!
 またお湯の温度は低めにしないと、皮脂が落ちてしまいます。
 ドライヤーは冷風で使うか、タオルドライを行います。
シャンプー選び、お湯の温度、ドライヤーの使い方、そして環境に注意ですよ!