院長ブログ

健康診断をいつから行うか

2021.04.06

ワンちゃん猫ちゃん年齢をヒトの年齢に換算すると何歳くらい、などと比較することがあります。

ヒトの場合、40歳を超えてくると健康診断の結果が気になり始める方が多くなるそうです。
なるほど健康診断で肝臓の数値、例えばγGTPを気にし始める時期かもしれませんね。
γGTPは、お酒を飲むと数値が高くなります。

そして40歳代になると、成人病も見え隠れする年齢になります。
いわゆる、生活習慣病です。
また「三大成人病」と言われるガン、心筋梗塞、脳卒中も増えてきます。
ヒトの年齢で40歳は、ワンちゃんに当てはめると5〜6歳です。

つまり犬の5〜6歳は、ヒトで言えば成人病になっている方もいる年齢です。
もっと若い頃から、それなりの健康診断を受けておく必要があると言うことなんでしょうか?

ヒトでの20代30代は、健康を気にする方は多くは無いように思います。
それは動物の世界でも同じです。
元気で活発に動き、食欲もバリバリあって病気とは無縁のように見えます。
しかし体の中では、トラブルの元がジワジワと育ち始めている時期なんです。

この時期に病気を見つけ出せば・・・『未病』
病気でも例え入院しても、治るのも退院も早いですよ!
言い換えれば、この時期の健康診断はとても大切です。

60歳を超えてくるとガンや心疾患、脳血管疾患、骨関節疾患疾などが増えてきます。
総合病院に行っても、それなりの年齢の方が多く見受けられます。

なるほど友人からも、ガンや心臓のステント手術を受けたなんて聞きます。
また会えなくなった友人もチラホラと・・・それって悲しいですよね。
ヒトの年齢で60歳は、犬種にもよりますが8〜12歳です。

自分の体とは、一生付き合うしかありません。
しかも高齢になると、病気になるリスクが高まっていきます。

病気になる前に健健康診断を受け、生活環境やフードを見直ししていきましょうね!
健康の維持には体の中を知り、『予防』をすることがとっても大切です!

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