レントゲン検査
2021.04.08
健康診断では・・
胸部や腹部、骨や関節の状態を確認するため、レントゲン検査が行われます。
外見上も血液検査でも異常は見られなかった・・
と思いきやレントゲン検査で、 発見!
何かが見つかった、などと言うことがあります。
例えば膀胱結石や胆石なんかが見つかった、心臓が大きくなっているなんてこともあります。
レントゲン検査は、形や大きさを調べるには威力を発揮します。
そんなレントゲン検査ですが、怪我をして骨折の疑いがあるときに撮る事がありますよね。
多くの方が「骨折はレントゲン写真を撮ればわかる」と思っています。
しかし、それはチョット違います!
骨折の仕方によっては、レントゲン検査では発見できません。
つまりレントゲン撮影では、100%骨折が分かるとは限りません!
その点を、ご理解いただきたいと思います!!
ちなみレントゲン検査とは・・
体にX線を照射し、組織を通過してきたX線の量の違いを画像として表示します。
例えば、空気など密度の低いものはX線が通過しやすく黒っぽく写ります。
また骨など密度の高いものはX線が通過しにくく、白っぽく写し出されます。
ちなみレントゲン室は鉛で覆われていますし、レントゲン撮影時に着る防護衣は鉛が入ってます。
これはX線が原子量が大きいものほど通過しにくい事を利用しているからです。
動物の体を作る元素は・・
・
酸素、炭素、水素、窒素、カルシウム、リン、その他少々です。
それぞれの原子番量は
・酸素8、炭素6、水素1、窒素7、カルシウム20、リン15
骨を作っているのはカルシウム、その原子量は20です。
体を構成する元素の中では、原子量が大きいんです。
ちなみ、鉛の原子量は82です。
X線はレントゲンが発見したのですが、未知の線という意味でX線と呼ばれたそうです。