手術前の検査は内容が重要!
2019.03.30
一時的に出生率が急上昇する現象を「baby rush」‥‥英語じゃ〜「baby boom」と言います。
飼い主さんの居ない猫ちゃんたちは、手術がされてない子も当然ながら多いんです。
ご飯だけを与え何もしなければ、その地域は猫だらけbaby rush状態になってしまいます。
出来るだけ早めに手術をしてあげたい、しかし保護しなくちゃで出来ません。
しかも保護活動してる方達は無償の奉仕、、ボランティア。
そのため我々も、保護してる方に少しでも協力できるようと、お手伝いしています。
飼い主が居ないと言っても、一つの大切な命です!
手を抜くとかは絶対に嫌です。
手術中も手術後も痛いのも辛いのも、ダメです!
そのため、ちゃんと順を追って処置して検査して手術です。
【この白い猫2頭は、縁あって私共が生涯の面倒をみる事になった子です】
手術前の検査は、とても重要になります。
見た目が健康そうでも、身体の中の健康状態まではわかりません。
また彼らは、何らかの自覚症状があっても自己申告はしません。
不妊手術や去勢手術を簡単な手術などと、安易に考えてはなりません。
手術前に体の中を詳細に調べ、持っている病気や身体の状態を把握する事が、安全で負担の少ない手術を行う上でとても大切です。
そのため手術前の検査は「どのような検査項目を行うか』が、とても重要となります。
【手術前の検査】
ウンチの中に住む、腸内の寄生虫や細菌の検査をします。
お腹の中に寄生虫が住んいたり細菌のバランスを崩していたら、手術後の経過がくはありません。
また口の中を調べ、歯や口の中に異常がないか調べます。
これは気管に呼吸用のチューブを入れ麻酔を持続させるため、口の中に問題があると困るからです。
次に血液検査を行います。
・感染や貧血・脱水があるか、栄養状態や肝機能・腎機能に問題は無いか、血の止まる速さは正常か‥‥など調べます。
・そして胸部のレントゲン撮影を検査を、気管や肺の状態を調べます。
見た目が健康そうでも、身体の中の健康状態まではわかりません。
また彼らは、体調について自己申告をしません。
不妊手術や去勢手術を、安易に考えてはなりません。
体の中を詳細に調べる事で、安全かつ負担の少ない手術が可能となります。
手術前に体の中を詳細に調べ、持っている病気や身体の状態を把握する事が、安全で負担の少ない手術を行う上でとても大切です。
そのため手術前の検査は、行う検査項目の内容がとても重要となります。
手術前の診察と検査の結果から
・手術により起こるかもしれない身体の変化を事前に予想し、対応する準備が行います。
・麻酔を受けることにより起こる可能性がある合併症が出ないよう、予防処置を行います。
・手術を100%に近く安全に行うため、最善の治療を行うよう心がけることができます。
実際に生まれて半年しか経ってたい子の中には、血が止まりづらい、肝臓や腎臓の機能が低下してる、腸の運動に問題のある子などが居ました。
このような子に対して処置もせずに普通に手術をしてしまうと、手術後の回復や健康状態に大きな影響を及ぼしてしまいます。
手術してお腹を縫えば、皆同じように見えますが実際は違います。
きちんと検査を行い、丁寧に手術をする事が重要かつ大切なことだと思います。