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見た目と中身

2022.03.10

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・千明です。

気温がどんどん上がってきて、本格的に春になってきました。
暖かくなると楽しくなってくるのが毎日のお散歩 (o´∀`o)

犬にとってお散歩は、心身ともにとても大切な意味を持ちます。
しかし、お散歩には多くの危険も伴います。

怪我や事故・誤食も気をつけなければいけませんが、
特に気をつけなければならないのが寄生虫の感染。

ノミやダニは体の表面につくので見つけやすいですが、
お腹の中に入ってしまう寄生虫は見た目にはわかりません。

 

たとえ見た目にはいいウンチをしていても…

見た目は普通のウンチ

 

ウンチ検査をしてみると寄生虫が見つかるなんていうことも (´Д`;

↓ これは回虫の卵
回虫卵

 

下痢や嘔吐などの消化器症状があれば、見つけられることもありますが
お腹に虫が入ってしまっていても症状が出ない場合もあります。

そのため、寄生虫の早期発見には定期的なウンチ検査が大切になります。

 

寄生虫はお外に出る犬だけでなく、完全室内飼育の猫ちゃんにも寄生する可能性はあります。
寄生虫の種類によっては人にも寄生したり、病気を感染させてしまうものもいます。

そういった動物から人に感染する病気を『人獣共通感染症』や『動物由来感染症』などと言います。

寄生虫に関する詳しい説明は『Dr.Nyanの健やかコラム』内にて
寄生虫の病気『犬編』『猫編』でされていますので、そちらもご覧ください!

 

おうちの子の健康を守るには、飼い主さんの知識と小さな気づきがとても大切になります。
みんなで少しずつ知識を増やして、健康で楽しい毎日が送れるようにしていきましょう d(´∀`*)

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