スタッフブログ
耳ダニ
2022.03.17
千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・新垣です!
あまり見ることが出来ないけれど知っておきたい皮膚の寄生虫を紹介したいと思います(*’▽’)
(虫が苦手な方、注意⚠です)
ダニというと小さくて黒くてコロンとしたマダニをみなさんイメージするのではないでしょうか~?
実はダニといっても種類が多く、数万種にも上るそうです。
ワンちゃんネコちゃんに寄生する種はその中で絞られてきます。
目視で体の表面に噛みついてることが分かるマダニに対し、
顕微鏡で見ないと確認できないくらい小さなダニもいます。
今回紹介するのはミミヒゼンダニ。よく耳ダニ・耳疥癬とも言われています。
名前の通り耳に寄生するダニです。
この写真は寄生されていた子の耳垢を顕微鏡で見たものです。
体長0.4㎜~0.5㎜ととても小さいのです。
ミミヒゼンダニに寄生されると黒い耳垢がでたり、猛烈な痒みがでます。
痒みのあまり中には首を振りすぎたり耳を搔きすぎたりしてしまう子もいます。
感染性が高く同居している子にも移ってしまう可能性もあります。
自然に消滅することはないので、ミミヒゼンダニの寄生が疑われるときには病院にかかりましょう。
症状が軽かったりするとなかなか見極めるのは難しいですよね(+_+)
当院では年一回にみなさんが受ける混合ワクチン接種のときの
ワクチン前の健康診断の耳検査のときに確認ができます。
毎年のワクチン接種とノミダニ予防をしていきましょう♪