猫背
2019.07.09
猫背って言葉をよく聞きます。
この猫背とは「丸まっている背中の状態」を言います。
猫ちゃんが『猫背』になってるのは当たり前です。
時たまですが、ワンちゃんもヒトも猫背になっているのを見かけます。
ヒトの猫背の原因は、生活習慣からと言われます。
運動不足や癖から脊椎周りの筋力が落ちると前かがみの姿勢に、
また前かがみの姿勢ばっかりしていると『猫背』となってしまいます。
でも猫ちゃんは小さい時から『猫背』です!
なぜでしょうね??
体の作りをヒトと比較してみると
猫ちゃんの胸椎は13個、ヒトは12個
また「腰椎」は7個、ときたま6個の子もいますが、ヒトでは5個です!
猫ちゃんはヒトと比べて、胸も腰も骨の数が多いんです。
背骨の数が多いってことは、同じように関節部分も多いってことです。
だから「背中が曲がりやすい」んですね。
「体のしなやかさ」は、ここからなのでしょう。
ヒトとの違いは、鎖骨にも見られます。
ヒトの場合、鎖骨は胸骨と肩甲骨をつないでいます。
いわゆる『肩』と言われる部分をつくっています。
しかし猫ちゃんでは、胸骨と肩甲骨をつないではいません。
ただ首の根本にある、小さな骨という感じです。
だから肩が無い感じで、なで肩体型です。
ジャンプする前や高いところから着地するときに、背中が丸くなってます。
ジャンプ時は、背中を丸めた状態からバネが弾むように一気に背中を伸ばして、瞬発力を高めるのでしょうね。
また着地のときは、衝撃吸収する役割があるのでしょうね。
ただの猫背じゃなかったんです!
しかし老齢になるに従い、筋力も衰えてきます。
また猫は関節炎も多く、その影響もプラスされます。
その結果、しなやかさも失い瞬発力も衝撃吸収力も無くなります。
猫背パワーを少しでも温存できるよう、日頃のケアをお願いします!