院長ブログ

猫の歯周病

2019.07.18

猫ちゃんの歯は、乳歯は26本永久歯は30本です。
そんな猫ちゃんもワンちゃんと同様に、歯周病など口腔内の病気にかかります。
しかも口内炎ばっかりが有名っぽいですが、実際には歯周病も多いんです。
歯周病はワンちゃんと同じく健康を損う病気ですので、日々のケアが大切です。

猫ちゃんに歯磨きは必要なの?
そう思うかもしれません。
しかし今の猫ちゃんは、野生の猫科の動物と食性が大きく変わってしまいました。

猫科の動物の歯は、肉を引きちぎり噛まずに飲み込むようにできています。
しかしヒトに飼われている猫ちゃんは、キャットフードを食べています。
肉に比べキャットフードは、食べカスが口の中に残りやすいものです。
それが細菌の巣となり「歯周病」を起こしてしまいます。
そのようなことから、歯磨きが必要になります!

歯磨きは慣れが大切です。
そのため子猫のうちから、歯磨きに慣れておくことが必要です。
でも歯ブラシは難しいですよね。
だからこそ無理をせずに、行なっていく事が大切です。

嫌がっているのに無理はダメ!
一度嫌がられると、それ以降は顔さえ触る事が難しくなります。
口の周りに触れることからはじめます。
歯磨きを習慣化し、歯磨き=当たり前になるまで焦らずに進めていきます。

歯周病予防のための歯磨きは、歯科内科の最終目標です。
ただ歯磨きが、全てではありません。
歯磨きは、口腔内の健康維持のための一部です。

歯ブラシは、動物専用のものを使用します。
また歯と歯茎の状態により、選ぶ歯ブラシも違いますので注意が必要です。

もし歯石がついてしまったら、歯石を除去する必要があります。
当院では猫ちゃんの歯科内科を行なっておりますので、ご相談ください!猫の

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