院長ブログ

笑いガス

2020.01.17

「歯を削る音を聞くと、お腹の中がネジレそうなる!」
「診療の椅子に座ると肩に力が入り、胸が高鳴っていくのがわかる〜」
そんな方いませんか?

私は歯科医院の前は通っても、中には入りたく無い!
歯科医院に行くと、緊張してしまうタイプなんです。
だから虫歯など、口腔内の病気には気をつけています。

しかし、気をつけていても虫歯になってしまうこともあります。
そして我慢しても治らないのが、歯痛なんです。
しかも、治療には痛みを伴う処置が多いような気がするんです。
緊張もあるからかもしれませんが、毎回肩がビンビンになってしまうんです。

「いやいや、早めに行くとそのようなことは無い!」
そうは言われるんですけどね。
だから定期的に歯科検診を受けよう、とは思うのですがねぇ〜

歯科処置にしろ、痛いのは誰も嫌だと思うのです。
特にワンちゃん猫ちゃんは、理解して治療を受けるわけじゃありません。

だからこそ、当院での歯科治療は無痛を心がけてます。
と言うか、手術についても無痛を心がけています。

そういえばヒトの歯科治療では、亜酸化窒素(笑気)ガスを使っているところがあります。

笑気ガスは、適度な鎮静作用と強い鎮痛作用を持っています。
しかも効果の発現が早く、呼吸器や循環器に影響を与えず肝臓にも負担をかけません。
そのため心臓の悪い子でも安全に使用できるため、当院でも使用しています。
笑気ガスは鎮痛作用以外に鎮静作用、つまり緊張を和らげる効果もあります。

笑気ガスと言う名前の由来ですが、
ガスを吸うと顔の筋肉が緩み、まるで笑っているかのように見えるからなんです。
決して吸ったら大笑いするなどは、ありませ〜ん!

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