院長ブログ

溜めました

2020.02.23

「オシッコが変なんです!」
「昨日までは普通に出てたんですけど、オシッコが赤いんです」
「オシッコの出が悪いんです!」
「トイレに幾度も行くんです」

あらら、オシッコのトラブルは猫ちゃんによく見られます。
膀胱炎かな?と思ったら結石症だったりして。

「何も症状が見られないのに?」
「膀胱炎っぽいことも、ありませんが?」
そうなんですよ!
まったく無症状なのに、腎臓結石や膀胱結石が見つかることもあるんですよ!

でも結石を持つ多くの猫ちゃんは、それなりの症状を出しています。
猫ちゃんの尿石症で一番多いのが「ストルバイト結晶」、そして次に多いのが「シュウ酸カルシウム結晶」です。

結石や結晶があると、血尿や頻尿といった症状が出ます。
オシッコをした時、トイレを見るとキラキラしている結晶が見られることもあります。詰まってオシッコが出なくなったら、詰まったモノを取り除かないといけません。
そのままにしておいたら、腎臓が壊れて死んでしまいます。

尿石対応の療法食を食べていても、尿石症になる子もいます。
療法食を過信してはなりません!
あまり大きな石だと、手術を検討しなくてはならなこともあります。

結晶のある子の多くは、膀胱内に細菌感染があります。
そのような場合は、抗生剤を飲ませる必要があります。
結石ができやすい体質ってこともあります。

予防方法は、水をよく飲ませる工夫をすることです。
猫ちゃんは一般的には、あまり水分を飲まない動物と言われています。
水を飲まないとオシッコが濃くなり、石が出来やすくなります。

またトイレも大切です。
トイレを我慢するのは、よくありませんよね?
トイレの汚れ、置いてある場所など、気を遣ってあげなくてはなりません。
多頭飼いの場合、トイレの数を多くしてあげないとダメですしね!

猫ちゃんの膀胱関係の病気は、チョットしたことで予防できます!
健康は勝ち取るものですよ〜

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