院長ブログ
細菌とウイルス
2020.04.09
ヒトは、よく「風邪」を引きます。
その原因となるウイルスの一つが『コ.ロ.ナ』で、風邪の原因の35%とも言われます。
このウイルスが変身したのが、今流行っているウイルスです。
しかもこのウイルスは、季節性インフルエンザよりも拡大も死に至る可能性も高いとされています。
細菌もウイルスも小さく、眼には見えません。
どちらも体の中に入り込み増殖し、感染症を引き起こします。
それにしても「細菌」と「ウイルス」の違いは、いったいなんでしょう?
細菌は、一つの細胞からなる単細胞生物です。
そして2分裂で細胞分裂を繰り返し、自分と同じ細菌を増やしていきます。
しかも1つの細菌が2つに増えるのが数十分と早いモノから、何時間もかかるモノまで様々です。
見えないと言っても、普通の顕微鏡で観察する事できます。
ウイルスは、自分の細胞を持っていません。
そして自力で増えることはできませし、増える場合でも2分裂ではありません。
ウイルスが増えるためには、他の動物や植物の細胞に入り込み、その細胞の力を使います。
ウィルスは、その種類により入り込めむ細胞が違います。
つまり、目的の細胞に入れないと増えることができないのです。
しかし目的の細胞に入り込めたなら、爆発的に増えコピーを体外にも放出します。
ちなみウイルスは「細菌」にも感染するモノがいるんです!
ウイルスは細菌よりも小さく、電子顕微鏡で観察します。
ま〜細菌とウイルスの大きな違いは、生き物と言えるか言えないかということです。
どちらかと言い切れないというのは、研究者でも意見が別れるところだからです。