院長ブログ

黄色い泡

2020.05.23

お腹が空くと、黄色い泡々を吐く子がいます。
しかも吐いたからと言って元気が無くなる訳でもなく、ピンピンしてる!

2食の場合には、ゴハン前の夕方や朝早くに吐くことが多いようです。
これは、胆汁が胃に逆流してしまうことが原因です。

胆汁は肝臓で作られ、胆嚢に溜められます。
食べ物を消化するため小腸に分泌されます。
しかしお腹が空いて胃の中が空っぽの時に胆汁が胃の中に逆流してしまうと、その刺激により吐いてしまうのです。

これを「胆汁嘔吐症候群」といいます。
これは、あまり心配するものではありません。
しかし胆汁は食道の粘膜を刺激してしまうこともあるため、幾度も吐くと食道炎を起こしてしまいます。

予防としては、食事を与える回数を増やしたりします。
例えば1日2食なら、3〜4食にするとかです。
明け方吐くなら、夜眠る前に食べさせるのも効果があります。

吐くのが当たり前ではなく、吐かないのが普通です!
病気の予防には、ちょっとした知識が大切です!

過去の記事をさがす