院長ブログ

床擦れ

2020.06.24

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の院長・若山正之です。
床ずれって、寝たきりだからできる・・
そう思っている方も多いかもです。

動ける子は、無意識でも体を動かし寝返りをうつ事ができます。
そして体の同じ部分に圧迫がかからないようにしています。
しかし、まだ歩ける子でも床ずれができることがあります。

床ずれは、横になっている時に床と接する部分にできます。
一般的には、体の骨ばっている部分への『圧迫』が原因とも言われます。

しかし、それ以外にも床擦れができる要因があります。
そのため低反発マットや体圧分散マットに寝かせていても、悪化することがあります。

よく2時間程度を目安にして、寝返りをさせましょうとも言われます。
しかし全く寝返りをさせないでも、床ずれもできなかったこともあります。

床ずれは圧迫よりも、左右に引っ張ろうとする力を減らす必要があります。
床ずれは複雑な要因がからみ合った、組織の血流不足から起こります。
その結果、皮下組織や筋肉などに酸素と栄養が不足してしまいます。

寝返りの間隔は、その子の状態や寝床の素材などで違います。
もし寝たきりで悩んでいる事がありましたら、ご相談ください!

これは私が書いた本です!
少しでも皆様のお役に立てたら、嬉しいです!

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