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乳歯

2020.08.28

千葉県佐倉市の『若山動物病院』の看護師・千明です。

今日は生後6ヶ月齢のワンちゃんの避妊手術がありました。
避妊・去勢手術の時にどの子も必ず確認しているのが乳歯です!

犬も人と同じで、ある程度の年齢になると乳歯から永久歯へと生え替わります。
犬の生え替わりは生後約5〜7ヶ月齢でおこり、犬種や個体によって多少の差がありますが、
だいたい生後6ヶ月齢をすぎた子のほとんどが乳歯から永久歯へと生え替わっています。

 

しかし、なかには乳歯が抜け落ちず、そのまま永久歯が生えてきてしまう子がいます。

今日来たワンちゃんはもう少しで生後7ヶ月齢ですが、乳歯が合計で9本ありました。

赤い矢印がさしている歯が残ってしまった乳歯。

一番右の乳歯にはすでに歯石がついてしまっています。
上の犬歯では、乳歯と永久歯の間に汚れが詰まっています。

乳歯が抜けずにいると永久歯が正常な位置に生えてこず、歯並びが悪くなってしまいます。
さらに、乳歯があることで歯同士がくっついてしまい、歯垢・歯石がつきやすくなり
早期に歯周病をおこしてしまいます。

歯周病は全身へ悪影響を及ぼす病気です。

可愛い我が子といつまでも楽しく暮らすためにも、
小さいうちから歯の健康には気をつけなければいけません!

お口のケアを始めるのは早ければ早いほどいいですが、年齢は関係ありません!
ちょっとでもお口が気になった時がケアを始める時です!

相談いただければ、お口の状態に合わせて最適なケアをご紹介します!

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