血糖値
2020.09.06
空腹センサーが壊れている、千葉県佐倉市の『若山動物病院』院長・若山正之です。
空腹センサーとは『肥満ならないよう満腹・空腹を感じとる感覚』のことです。
このセンサーが敏感なヒトと、鈍感なヒトがいるそうなんです。
私は、鈍感な方なんでしょうねぇ!
しかも歳を取ると基礎代謝が落ち活動量も減るから、脂肪も付きやすいとか言われます。。
だから、自制してるんです。
そんなに食べてないのに、なぜか体重が増えてしまうという悩みがあります。
よく食べるのに、ぜんぜん太らないといヒトもいます。
超〜ううらやましい!
体は食物からエネルギーを得ます。
このエネルギーは、肝臓内や脂肪組織に貯蔵することができます。
そして食べていない時でも、エネルギーとして常時使用できる仕組みになっています。
このエネルギーが、ブドウ糖=グルコースなんです!
『血糖』は、血液中のブドウ糖のことを言います。
血液の中に入ったブドウ糖の量を『血糖値』と言いいます。
そのブドウ糖を細胞に取り込む手伝いをするのが『インスリン』です。
細胞に取り込まれたブドウ糖は、細胞が生きていくための重要なエネルギー源となります。
しかもブドウ糖は、脳が使うことのできる唯一のエネルギー源なんです!
『インスリン』は命にも関わる、とても大切なホルモンです。
健康であれば、血糖は『インスリン』や腸から分泌されている「インクレチン」などのホルモンによりバランスよく調整されています。
しかし何らかの原因で分泌バランスが崩れると、血糖を正常に維持できなくなってしまいます。
血糖値が高くな糖尿病は、よく知られた病気です。
しかし、血糖値が低くなってしまう病気もあります。
低血糖症状になると、脳の唯一のエネルギー源不足から昏睡など危険な状態になってしまうことがあります。
血糖値は高くても低くても、早い段階で対応をする必要があります!