院長ブログ

皮膚のポチポチが痒〜い!

2020.09.16

ワンちゃんの皮膚にポチポチやカサブタが出来、痒がっている事ありませんか?
そのような皮膚炎の中に、ブドウ球菌などの細菌の感染による膿皮症があります。
膿皮症は皮膚の柔らかいお腹の部分に多くできますが、何故か顔にはさほどできません。

ブドウ球菌は、一見トラブルが無い皮膚にも「常在菌」として存在しています。
そのため皮膚のバリア機能が低下してしまうと、細菌が増殖して膿皮症を起こしてしまいます。
アトピーや食事アレルギー、甲状腺機能低下症などの病気を持つ子はバリア機能が低下しやすいため、よく再発します。

皮膚病は、手間と時間のかかる病気です。
痒がるからと薬を飲ませてばっかりだと、耐性菌を産んでしまう事があります。
そのため膿皮症は病院での治療だけでなく、お家でのケアが大切になります。
特に『シャンプー療法』は治療と再発予防に、絶大な効果を発揮します。

皮膚が良くなると、グ〜ッとシャンプーの回数も減りケアも楽になります。
お家でのシャンプーが難しい場合には、私どもがお手伝いをいたしますのでお声がけくださいね!

過去の記事をさがす