院長ブログ

また獣医って言ってる…

2007.05.16

当院が初めての方から電話があった
“犬の首輪が古いので、新しいのに交換したいので、その間麻酔で眠らせて欲しい”
…との事

麻酔を打つとしても体重を測定し、内臓の状態をチェックしなければならない
「こちらに連れていらっしゃる事は出来ますか?」
「往診だよ!往診!チョット来て、麻酔をチョット打って欲しいだけだから…」
との返事

その犬は、すごく凶暴で飼い主も噛むらしい
まぁ首輪の交換くらいで麻酔って言うくらいだから、何となく想像はつく

“チョットって言っても、麻酔は奥が深い処置なんだぞ!”
と思いながら、返答
「往診って言っても、家の方が押さえてくれてないと出来ませんよ?」
この問いに、飼い主さんの返事が無い…

何とも言えない、無言の時間が過ぎる
受話器の向こうに、ため息が聞こえたかと思うと飼い主さんの一方的な話しが始まった

「そっちの病院には、犬を押さえるスタッフがいるんだろう?」
「そいつが、パッと押さえれば問題は無いだろう?」
ん?すごく身勝手
俺の大切なスタッフが噛まれても良いって?

「いいや、そんな問題じゃ無いんですよ?」
「もし噛まれても先生が噛まれる訳じゃない、先生は痛くは無いだろう??」
“ムカっ”
「危険な事はできません!しません!!」
「チョット麻酔が多くて死んじゃっても、文句は言わないから!」
そんな事を言っている訳じゃ無いんだが…こちらの意向が通じない

こんな身勝手な飼い主とは、関わり合いになりたくない
「かかりつけの先生に相談したらどうでしょう?」
「あいつは怖がって、犬にも触った事が無いからダメだ!」

ん??俺も怖い!
「私も、噛む犬は怖いですよ?」
「………獣医は皆、へっぴり腰だ!!」
それで電話が切れた…

獣医?俺は獣医じゃ無い!獣医師だ!!

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