院長ブログ

往診のメリット・デメリット

2008.05.19

往診に出かける前に、飼い主さんから症状を良く聞き、飼い主さんが何を望んでいるかを把握すること。
その上で、現場ですぐに検査や処置ができるように、必要だと思われる機材や薬品を積み込んで行くようにしています。

いちばんのメリットは、病院に連れて来たくても来られないために治療を受けられない患者さんに獣医療を提供できることだと思います。
動物の精神面を考えても、往診のメリットは大きいと思います。

病院嫌いの子や車移動が苦手な子でも、お家の前まで往診車が行きますので、スムーズに診察を受けることができます。
往診車の窓からはお家や飼い主さんが見えるので、動物も安心できるようです。
また自宅での介護が必要な患者さんに関しては、日常のケアの仕方や生活環境などがとても重要になります。

自宅を訪問させて頂くことで、それを確認し、よりよい介護ができるようにアドバイスをすることができます。
とにかく介護の主役は、飼い主さんです。
患者さんが少しでも快適に暮らせる方法を、それぞれの家、それぞれの飼い主さんの考え方と状況に合わせて見出していくことが重要です。
そういう意味でも、老齢介護のサポートには、往診が不可欠と考えております。

デメリットは、当院は往診専門の病院ではありません。
そのため往診は、病院の診療時間外に行くことになってしまします。
救急対応ができなかったり、飼い主さんが希望する時間帯に伺えないなど、臨機応変な対応ができないことです。
また、往診車に持ち込める機材や検査機器にも限りがあるため、できる検査や処置にも限界が出てきてしまいます。
そのような場合には、必要に応じてそのまま患者さんを病院まで運び、院内で行うことになります。

過去の記事をさがす