院長ブログ
猫の腎結石
2012.05.01
X線検査で見つかった腎結石である。
来院時は腎結石による症状は無く、健康診断での腹部のX線検査で偶然に発見された。
猫での症例の平均年齢は8歳であるが、この子も8歳で見つかった。
腎結石は、腎盂あるいは集合管憩室に出来てしまう結石である。
腎盂を詰まらせたり腎盂腎炎を起こしてしまうと、腎不全を引き起こしてしまう。
これら結石や結石の破片は、尿管に流れてしまい尿管結石となる事もある。
詰まることもなく、特に何らかの症状も出さす、なかなか大きくならない腎結石を「非活動性腎結石」とも呼ぶ。