院長ブログ

血だぁー

2019.08.17

「オシッコに血が・・」
「オシッコが少ししか出ない!」
「オシッコに何度も行くんです」
このような症状の子の来院が、なぜか多い!んです。

今までは、
梅雨に入り寒くなった時、いわゆる梅雨冷え。
秋に入り寒さが目立つようになって来たころ!
このように季節の変わり目で冷える時に、膀胱炎になるワンちゃん猫ちゃんが多く診られるのですが、今年は何かが変です!
暑い日が続く関係から、冷房をガンガン使い冷えちゃうんでしょうか?

膀胱炎とは、何らかの原因で膀胱の粘膜に炎症が起きてしまう病気です。
その原因の多くは、細菌感染です。

ただ細菌が入ったからといって、必ず膀胱炎になるわけではありません。
もともと体には、膀胱内に雑菌が外から入り込まないような防御機能があります。
また膀胱の粘膜も、細菌に対して抵抗性を持っています。

しかし防御できれなかったり、防御機能が弱まっていたりしてしまうと細菌が勝手しまいます。
また女の子の場合は男に子に比べて、尿道口と肛門が近くウンチの菌が入りやすいことがわかってます。

細菌以外に、結石が膀胱粘膜を傷つけてしまい膀胱炎を起こしてしまうこともあります。
また体質や食べ物、膀胱内の腫瘍や前立腺炎などが原因となることもあります。

膀胱炎の主な症状は
・繰り返しオシッコをする
・トイレ以外のところでオシッコをしてしまう
・オシッコが出るまで時間がかかる
・落ち着きがない
・オシッコの時に鳴く
・オシッコが赤い
・オシッコに血の塊が出る
・陰部を気にしてか舐める

膀胱炎にかかりやすい子の性格としては、飲む水の量が少ない場合いやトイレを我慢してしまう場合があります。

膀胱炎を予防するには水分をきちんと摂取し、こまめにオシッコをさせることが大切です。
水の飲む量が少ないと水分不足になり、その結果オシッコの量が少なくなり、膀胱内に入ってしまった細菌が膀胱内に留まり増えてしまうからです。
また冷えると免疫力が低下し、膀胱炎を引き起こしやすなります。
膀胱炎を繰り返さないためにも、下半身を冷やさないように注意しましょう!

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