それは序章だった
2003.01.11
エンジンを全開にして、JAS便が滑走路を走る
路面のつなぎ目の段差が機体に響く
そしてその間隔が短くなるにつれ、機体の振動が大きくなる
ゴトン、イタッ??、、、ゴトン、痛ッ?・・・腹痛?
機体にタイヤからの振動が伝わるたびに、腹の中の重くなった所がうずく
何だぁ?この痛みは?
私は、もともと飛行機嫌い
時間の関係から、しょうがなく乗るのだ
飛行機のトイレも、嫌いだ
狭い…閉所恐怖症かも
しかも足が地についていない気がする
新幹線など、電車もダメ
昔の列車に乗ったことのあるヒトは記憶にあるでしょう
トイレにはいると、一段高い所に和式の便器
そしてその中を見ると・・・地面が見えるんです
枕木が、それを支える道床が後ろ後ろと流れていくんです
走っていると、そこから走る音が聞こえるんです
ガタン、ガタン、ガタァァァン、ポイントを通過する時は、車体までが大きく揺れる
それがウンチが体から離れる瞬間だったら、落ちる先は穴の中じゃない時も…
座った両足を踏ん張り、両手で前の手すりをしっかり握って体重を支えていないとえらいことに
飛行機での同じような心配は、エアーポケットに遭遇した時かも
一度下に落ちかかったモノが、来た道を途中まで戻って来る?
そうなると、どうなるのか?
ん?経験者がいたら、ぜひ聞きたい話
突然機体の揺れが無くなり、地面が遠くなっていく
JAS便は空中へ・・・羽田を発った
タイヤが機体に格納されると同時に、腹の痛みも治まったのだ
まもなく、機長からのアナウンスが
「到着地、新千歳空港の気温は、マイナス16℃、天気は曇りです。」
羽田では7℃だったから、気温差23℃。
いゃゃゃ、寒そう
知らず知らずのうちに、腹の中の“うずき”は羽田の滑走路に置いていったのか楽に!
その後は、順調なフライトが続いたのだ
もちろん飛行機に乗り込む前に、トイレで頑張ったのは当然のこと!!