院長ブログ

嬉しい瞬間

2019.05.08

全身がフケだらけで、皮膚が分厚く腫れてゴワゴワになった猫の再診である。
2週間前に、見るにみかねた方が保護した子である。

「あれだけ死んじゃいそうだった子が、すっごく元気になりました!
マブタの腫れで見えなかった眼が、わかるようになってきたんです。
でも目つきがキリッとしてるんですよっ!」

なるほど腫れて分厚くなりシワだらけの顔も綺麗になり、見えなかった眼球が見えるようになってる。
また頭や背中、腰や手足まで見られてた発疹やフケも無いに等しい!
炎症が起きて出血までも見られてた皮膚も、綺麗になってる。

血だらけで、まるで事故にでもあったかのようだった子も約2週間で体重が0.6キロも増えました。
まばらに生えてる毛も、なんか柔らかくなりました。

「若返ったみたいです!
保護してよかったぁ〜!」
保護された方の、こぼれんばかりの笑顔である!

私たちにとって嬉しい時
それは飼い主さんに笑顔が見られる『その瞬間』
再診で来院された時の笑顔
治療が終わる帰り際の笑顔
お見舞いの時の笑顔
笑顔っていいですよねぇ〜

先日、前に入院されていた子の飼い主さんから
「引越し先で、元気で暮らしてますよ〜」
と写真のハガキをいただいた。
これって、とっても嬉しいですよね!

セミナーや講演会の後も、お礼の手紙をいただきます。
これって嬉しいだけでなく、次回への活力にもなります!
そのためか、ついつい内容もバージョンアップしちゃいます!

だからかもしれませんね
私のセミナーや講演会に、幾度も聴講にいらっしゃる方がいます。
この方、2009年に東京国立博物館で行われた環境省主催の『めざせ!満点飼い主−ペットの高齢化について考える』というシンポジュウムで私の話しを聞かれたのが最初だそうです。

そのときに何かを感じ『0歳からの老齢管理』にも興味を持たれ、その内容を様々な活動に役立ててくれてるそうです。
私のやってることが、知らない場所で役立ってるなんて嬉しいですよね!!

また私の書いた本が学校で使われてると聞いて、活字にすると内容的に誤解を招きやすく本音が書けないことも多々あるため、嬉しいを通り越して不安になったこともありました。
その本音の部分を知りたくて、遠くから当院に実習に来た方も幾人もいました。
思えば、その中には交通費や宿泊代が自費だった学生さんも‥‥
自分の持つ知識が、皆さんの知識に役立つなんて嬉しいですよね!

『皆さんが下さった嬉しい気持ち!』に応えられるよう!
また病気予防と未病で暮らしていただけるよう!
今後も頑張ります!

過去の記事をさがす