院長ブログ
羽化
2020.07.30
いちじカメムシに興味津々だった、千葉県佐倉市の『若山動物病院』院長・若山正之です。
カメムシは地味で何ら悪いことはしない、無害な虫なんです。
しかし生活の中に現れると、嫌われちゃうんです!
それって、あの臭いですよね!
でも〜細かく刻むと香草のような香りがするそうなんですって!
そのカメムシは、分類上ではセミと同じ仲間なんて驚きですよね。
でも、これは事実!!
セミはトンボやバッタよりは高等的であり、ハチやハエよりは原始的であると言われています。
どこが??とは思いますが。。
まぁ〜形こそ違えど、セミもトンボもハチも昆虫ってくくりの中の生き物です。
区分けの仕方は昆虫学者さんたちが決めた事で、私にはわかりません。
院内の敷地にある池の水の中には、トンボの子が多数います。
また木々の根本の土の中には、セミの子が。
そして今セミの子が、空中へと飛び出す時期になりました。
セミの子は地面から出てくると、あちこち歩き回るんです。
あっちの葉っぱ、こっちの葉っぱなど、見えない部分に潜り込んでしまう事もあります。
また、動きも悪い子もいます。
しばし歩き回ると動きがピッタリと止まり、体の色が変わっていくんです。
そして茶色い体が紫っぽくなると、背中がピシッと割れ中から白っぽいモノが出てきます。
これが『羽化』っていうやつです。
セミの羽化はゆっくり!
タイミングさえあれば、ジックリ観られますよ!